応援歌の紹介
戦争が終わり、数年後、盲学校対抗の野球大会が始められた。初めて参加したとき、他の野球チームは応援歌を歌い力強くやっているのに対し、八盲は何もなかった。
次の大会間際になって、その時の苦い体験を踏まないようにと、当時中学生だった渡辺正(本校理療科旧職員)が大会数日前に応援歌の作詞をした。それを直ちに作曲して、選手たちが覚えて野球大会に参加した。その時の感激は誠に大きなものだった。
(平成17年2月25日 柳下登志夫様より聞き取り)
応援歌 『高尾の勇者』
                    作詞渡辺 正
                    作曲柳下 登志夫
                
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                    桑の香りに つつまれて
 浅川 清く 流れゆく
 若き命の 血はおどる
 ゆけよ ゆこうよ 八盲選手
 ふれよ ふれふれ 八盲選手
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                    高尾の峰に 守られて
 鍛えし 今日の 我が力
 発揮するのは 今ここぞ
 ゆけよ ゆこうよ 八盲選手
 ふれよ ふれふれ 八盲選手
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                    ひばりヶ丘の この庭に
 勝利は来たり 堂々と
 あすの光は なお高く
 ゆけよ ゆこうよ 八盲選手
 ふれよ ふれふれ 八盲選手
